2月の出国者数は5.8%増の133万人、2ヶ月連続増加

  • 2016年3月16日

 日本政府観光局(JNTO)によると、2016年2月の日本人出国者数(推計値)は前年比5.8%増の133万人となった。観光庁では増加の理由として、景気回復や円高へのシフトが需要増につながったとの見方を示している。増加は2ヶ月連続で、累計では4.6%増の260万6300人となった。

 観光庁長官の田村明比古氏は3月16日に開催した専門誌向け会見で、航空各社が4月分と5月分の燃油サーチャージを廃止することや、中国および韓国との間で関係改善の動きが見られることについて言及。今後の出国者数増に期待を示した。ただし中国と韓国については「旅行商品に新味がないように思う」とも述べ、「(旅行会社は)新しい魅力を提供する必要がある」と指摘した。

 なお、訪日外国人旅行者数は36.4%増の189万1400人だった。