阪急交通社グ、1月の海外は19.7%減、北米や大洋州は増加
阪急交通社グループ3社(※)の2016年1月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比19.7%減の129億4124万円となった。会社別では主力の阪急交通社が23.3%減の102億4750万円と2割減。同社によると、北米やオセアニアは増加し、ベトナムやカンボジアなどが好調に推移したが、ヨーロッパが昨年11月のパリでの同時多発テロ事件の影響で減少。中東もISILの影響により減少し、韓国やタイも低迷したことで全体では前年を大きく下回った。
業務渡航系の2社では、阪急阪神ビジネストラベルは3.7%減の28億1267万円だった。米国が引き続き好調に推移したが、中華圏は旧正月の期間が例年よりも早かったことなどが影響し、減少した。
阪神トラベル・インターナショナルは14.0%減の2億9777万円。同社によると、団体旅行は前年を上回ったが、海外出張の取り扱いが減少し、前年を下回る結果となった。
なお、3社合計の取扱額は国内旅行が5.8%増の82億3972万円、外国人旅行が117.8%増の8829万円、合計は11.2%減の212億6924万円だった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。
※阪急交通社、阪急阪神ビジネストラベル、阪神トラベル・インターナショナル