香港航空、米子/香港線開設を延期、5月以降に

  • 2016年3月9日

 香港航空(HX)は、3月末からの運航を予定していた米子/香港線の就航を延期する。3月7日にHX沖縄支店長の石井秀幸氏が県庁を訪問し、知事に延期を報告した。

 鳥取県地域振興部交通政策課によれば、HXは3月27日かや週2便での就航を計画していたが、関係国の認可取得に時間がかかってることから5月から6月ごろに延期する予定という。HXの日本地区総代理店(※HXの支社がある沖縄地区は除く)を務めるディスカバー・ザ・ワールド日本法人によれば、乗客の8割は訪日客になる見込みだ。運航機材は当初予定通り、エアバスA320型機の174席。

 なお、HXは同区間のインバウンドチャーターとして、2013年の7月から8月に24往復、15年の3月から4月に8往復、10月から12月に16往復を運航しており、鳥取県ではHXに対し、知事のトップセールスなどを通じて定期便開設に向けた働きかけを続けてきた。今年の2月には香港への定期便の就航を踏まえ、チャーター便を含めた国際線の拡充に向け、県庁内に知事をトップにしたプロジェクトチームを設立。香港線の安定的な運航に向け、関係部局が連携して取り組んでいく予定だ。