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阪急交通社、JLチャーター便で7月にスイスツアー、1機買い取り

  • 2016年3月8日

 阪急交通社は3月8日、日本航空(JL)のチャーター便を利用するツアー商品「夏のベストシーズン 絶景のスイス」の販売を開始した。阪急交通社によれば、JLが羽田/スイス間でチャーター便を運航するのは今回が初めて。阪急交通社で1機を買い取り、全4コースを設定した。

 コースは、7月2日に羽田を出発する9日間のコースと、7月8日に成田を出発する10日間のコースをそれぞれ2種類用意。使用機材はボーイングB777型機で、座席数はビジネスクラス56席、プレミアムエコノミークラス40席、エコノミークラス149席の合計245席。同社によれば、首都圏からの旅行者の利用を中心に見込んでおり、ロードファクターは95%以上をめざす。

 羽田発着のツアーでは、「スイス・アルプス4大名峰と4つの絶景列車の旅」として、ピッツ・ベルニナなどアルプスの4大名峰をディアボレッツァ展望台などから望み、レーティッシュ鉄道アルブラ線やベルニナ線に乗車するコースを用意。また、「スイス・アルプス3大名峰と憧れの氷河特急」では、ユングフラウなどからなるアルプス3大名峰を観光するほか、ユングフラウ鉄道の早朝の特別運行便に乗車して、ユングフラウヨッホのスフィンクス展望台から日の出を楽しむ。旅行代金は2コース共通で46万9800円から74万9800円までとした。

 成田発着の「スイス・アルプス5大名峰と美しき町めぐり」では、ゴルナーグラート鉄道などに乗車するほか、アルプス5大名峰を展望台などから望む。「3つの絶景ハイキングと氷河特急 ゆったりめぐるスイス」では、アルプス3大名峰を巡るほか、列車や遊覧船に乗って絶景などを楽しむ機会を設けた。旅行代金は2コース共通で48万9800円から76万9800円まで。

 運航スケジュールは羽田発着の場合、7月2日の往路は羽田発が12時30分から14時30分頃、チューリッヒ着が17時30分から19時30分頃。7月9日の復路はジュネーブ発が14時から16時頃、羽田着が10日の8時30分から10時30分頃を予定する。

 成田発着の場合は、7月8日の往路は成田発が13時30分から15時30分頃、ジュネーブ着が18時30分から20時30分頃。7月16日の復路はチューリッヒ発が17時から19時頃、成田着が20日の12時から14時頃を予定する。なお、チャーター便の運航については、関係国政府の認可を申請中だ。