森トラスト、ラフォーレ5軒をマリオットホテルに、訪日強化で
森トラストグループとマリオット・インターナショナルはこのほど、森トラストグループが国内で運営する「ラフォーレホテルズ&リゾーツ」のホテル5軒を、「マリオットホテル」にリブランドすることで合意した。急増する訪日外国人旅行者へのアピールが目的で、対象となるのは「ラフォーレ倶楽部 ホテル中軽井沢」「リゾートホテル ラフォーレ南紀白浜」「リゾートホテル ラフォーレ山中湖」「総合リゾートホテル ラフォーレ修繕寺」「総合リゾートホテル ラフォーレ琵琶湖」。
今回の合意により5軒はそれぞれ「軽井沢マリオットホテル」「南紀白浜マリオットホテル」「富士マリオットホテル」「伊豆マリオットホテル修善寺」「琵琶湖マリオットホテル」に改称する。これらの地域に外資系ホテルが進出するのは初めて。軽井沢は2016年、そのほかは17年に開業する予定だ。
森トラストグループによれば同グループは現在、「日本文化と国際基準のサービスの融合」を進めて、増加する訪日外国人旅行者に対応しているところ。マリオット・インターナショナルのなかでもフラッグシップとなる「マリオットホテル」にリブランドすることで、外国人旅行者における認知度の向上に努めるとともに、地方への送客を促進する。
今回の合意に際して、森トラスト専務取締役兼森トラスト・ホテルズ&リゾーツ代表取締役社長の伊達美和子氏は「各エリアに新たな価値を創造し、国内や世界に向けて発信していけることを期待している」とコメント。マリオット・インターナショナルアジア太平洋地域プレジデント&マネージングディレクターのグレイグ・S・スミス氏も「新たな世代の、特に定番の観光地以外の場所を開拓してみたい海外からの旅行者にお応えできる」と述べている。
なお、今回の契約で日本国内のマリオットホテルは計9軒に増加する。