無料WiFiや次世代券売機 都営地下鉄の訪日客対応/東京
訪都外国人旅行者からは、安くて便利だけど、切符の買い方や路線が複雑、Wi-Fiへの対応もイマイチと指摘されることもある東京の地下鉄。そんな声に応えようと東京都は2月5日から都営浅草線の車内で無料Wi-Fiサービスを開始した。2020年3月までに都営地下鉄4路線・147編成の車内に順次サービスを拡大していく。
東京都ではこれまでも地下鉄を利用する外国人旅行者の利便性を図ろうと、13年12月から東京メトロ(東京地下鉄)の主要143駅で無料Wi-Fiサービスを開始するなど、世界的に遅れているとされる東京のWi-Fi環境の整備に取り組んできた。
また、外国人旅行者にとって利用しやすい地下鉄券売機の開発を目指して、1月25日に都営地下鉄大江戸線の都庁前駅に訪日外国人向け次世代券売機を設置し、試行運用を始めた。3月末まで設置し、利用者に操作性や案内文書などについて意見を聞き、開発の参考にする。
新型券売機では乗車券を駅名、路線図のほか、観光スポットで探すことができる。観光スポットで探した場合は、目的地までの経路だけでなく、到着駅から観光地までの概略図も表示する。試行用の券売機は英語、簡体字、日本語の3言語に対応する。
(16/02/18)
情報提供:トラベルニュース社