ベルトラ、仏OTAを子会社化、訪日旅行者の取込強化

  • 2016年2月16日

 海外オプショナルツアーの予約ウェブサイト「VELTRA」を運営するベルトラはこのほど、パリに拠点を置き、全世界の現地発着ツアーなどの予約サイト「CityDiscovery」を運営するOTAのシティ・ディスカバリー社の全株式を取得して子会社化した。訪日旅行事業の強化などを目的としたもので、2016年内は連携を強化し、17年度以降の成長をめざす。

 ベルトラによれば、同サイトで日本は英語圏市場における主要なデスティネーションになっており、今後はVELTRAで取り扱う訪日外国人旅行者向けツアーなどを、欧米からの旅行者に積極的に販売したい考え。両社のマーケティング力に加えて、ベルトラのIT開発力、シティ・ディスカバリー社のカスタマーサポートなどの強みを融合し、あわせてそれぞれの提携先を紹介しあうことで「世界トップのオンライン旅行会社をめざす」という。

 シティ・ディスカバリー社はフランスのほか、米国やフィリピンなどにも拠点を保有し、世界各地の700以上の旅行先へのツアーを多言語で取り扱っている。同社によれば英語圏での24時間体制のカスタマーサポートが強みだという。