日本旅行の滋賀女子旅コンテスト、最優秀賞は外国人向けプラン
日本旅行はこのほど、滋賀県の女性向け観光プランを募集する「学生による女子旅プランコンテスト」を開催し、優秀企画3点を決定した。同コンテストは日本旅行が滋賀県からの受託事業として実施したもので、昨年10月から12月までプランを募集していた。日本旅行によると、コンテストには全国の大学院や大学、専門学校の計14校から、合計29件の応募があったという。最優秀賞には大阪外国語専門学校の「OCFLぶらり旅クラブチームB」の「Green Tourism Shiga for 外国人女子(外国人女子 滋賀の春)」を選出した。
同プランは「都会で暮らす外国人女子」をターゲットにした1泊2日のもので、近江八幡市を散策し、日本の里山100選に選ばれた「白王・円山」の水郷や、琵琶湖大橋、白鬚神社などを訪問するほか、田植え体験もおこなう。日本旅行によると、田植えなどで地域の人と触れ合うことができる点や、文化庁が滋賀県の「日本遺産」として認定した「琵琶湖とその水辺景観-祈りと暮らしの水遺産」を体感できる観光素材を多く盛り込んだ点などを評価したという。
優秀賞には武庫川女子大学の「大森ゼミ 岡・原田グループ」による、「近江牛一頭食い」を選出した。ターゲットは「食べることが大好きな20代から30代の女性」。女子旅で人気が高いグルメをテーマにしたことや、インパクトのあるプラン名であること、牛の乳搾りやバター作り体験をプランに組み込み、夕食に近江牛のすき焼きを食べるなど、「肉」で統一されたコース設定であることを評価した。
優良賞には滋賀大学の藤井彩菜さんによる、「母と娘のご褒美プラン~滋賀で女子力磨きましょ~」を選定。ターゲットを母娘にしたことに加え、公共交通機関で回れる行程で幅広い世代に対応できる点などを評価した。
なお、日本旅行では2月15日から、優秀企画を同社ウェブサイト上で掲載する予定。ツアー商品としての販売も検討するという。