噴火は問題なし、今年は来訪を 鹿児島県大阪観光連絡協が新年互礼会
鹿児島県大阪観光連絡協議会(南重秋会長=鹿児島県大阪事務所長)は1月15日、大阪市北区の大阪第一ホテルで新年互礼会を開いた。旅行会社や地元観光関係者ら約110人が集い、今年の鹿児島県観光の盛り上げを誓った。
南会長はあいさつで、昨年について「桜島の噴火など自然災害が相次ぎ、観光に影響があったが、鹿児島市の旧集成館が『明治日本の産業革命遺産』のひとつとして世界遺産に登録されるなど県内資産が見直された一年だった」と振り返り、今年は「2年後に迎える明治維新150年に向け、魅力を全国に発信していきたい」と抱負を語った。
県観光連盟観光プロデューサーの奈良迫英光さんも「噴火で昨年は大変だったが、その懸念も今は解消されている。今年はより鹿児島県を売ってほしい」と呼びかけた。
そのほか、県内各市の観光関係者が地域の魅力をPR。鹿児島市は桜島の安全を強調し、桜島フェリーの利用を訴えた。指宿市は砂むしなどがお得に利用できるチケット企画「いぶすき極上体験プログラム」を紹介。いちき串木野市は薩摩藩英国留学生記念館が2014年7月のオープン以来、来館者が8万人を突破するなど予想を超える人気ぶりを伝え、南九州市は知覧平和特攻会館がリニューアルしたことなどをアピールした。
(16/01/29)
情報提供:トラベルニュース社