鉄旅オブザイヤー、グランプリは「JTB旅いく」、子供に業務体験

  • 2016年1月31日

1月27日に開催された「鉄旅オブザイヤー」授賞式の様子  主要旅行会社で構成する「鉄旅オブザイヤー実行委員会」はこのほど、埼玉県の鉄道博物館で「鉄旅オブザイヤー2015」の授賞式を開催した。2014年11月から15年10月までに催行された国内の優れた鉄道旅行を表彰するもので、今年が4回目。今回は過去最多となる103作品の応募のなかから、JTBコーポレートセールス(JTBBWT)の「JTB旅いく親子・三世代で行く!鉄道体験!~旅の魅力の原点である『鉄道のたび』を楽しもう~」をグランプリに選出した。

 同商品は「地域の鉄道」をテーマにしたもので、全国のローカル線と共同で商品を開発。ローカル線に家族で乗車するだけではなく、子どもが鉄道会社スタッフの業務を体験するなど「学び」の要素を加え、夏休み期間の3ヶ月間で546名を集客した。審査員からは「子供達の夢を形にする。まさにこれが旅の力だと思った」などの声が挙がり、次世代の鉄道ファンや旅行ファンの育成、地域経済への貢献などが高い評価を得たという。

 このほか「鉄旅オブザイヤー2015」では準グランプリに1作品、審査員特別賞に2作品、ルーキー賞に1作品を選定した。受賞作品の詳細は下記の通り。

▽鉄旅オブザイヤー2015、受賞作品
<グランプリ>
・JTBコーポレートセールス
JTB旅いく「親子・3世代で行く!鉄道体験!~旅の魅力の原点である『鉄道の旅』を楽しもう~」

<準グランプリ>
・日本旅行
ふくしまデスティネーションキャンペーン&日本旅行創業110周年記念お座敷列車“宴”で行く!福が満開、福のしまの旅「フルーツ狩りとオリジナルタルト作り2日間」

<審査員特別賞>
・日本旅行
鉱石の道・一円電車保存車両を巡る「生野銀山・神子畑選鉱場跡&明延一円電車まつり 訪問の旅」

・クラブツーリズム
懐かしの583系寝台列車と大曲花火 秋の賞 2日間

<ルーキー賞>
・びゅうトラベルサービス
3つの寝台列車乗り比べ JR最北の稚内駅・最南の西大山駅