全日空、16年夏ダイヤでカンボジア線新設、国内は羽田/宮古線

  • 2016年1月20日

NHのB787型機  ANAグループは1月20日、2016年度の航空輸送事業計画を策定した。16年夏ダイヤでは4月28日に成田/武漢線を新設するほか、経済成長を続ける東南アジアへの新規路線として、9月1日に成田/プノンペン線のデイリー運航を開始する。同路線は日本/カンボジア間の唯一の定期直行便となる。使用機材はボーイングB787-8型機で、座席数はビジネスクラス42席、エコノミークラス198席の全240席。関係当局の認可取得が前提。

 成田/武漢線の発着時間は現時点では発表されていないが、成田発便は夕方から夜にかけて出発して夜に到着、武漢発便は午前中に出発して午後に到着する予定。そのほか、15年冬ダイヤでは週4便に減便している成田/成都線を週7便に増便。週10便で運航中の羽田/香港線は週9便に減便する。

 機材については、4月末に羽田/バンク―バー線にボーイングB787-9型機を投入することで、すべての欧州路線と北米路線のビジネスクラスにフルフラットシートの導入を完了する。また、3月末には成田/ムンバイ線をB787-8型機に、4月末には羽田/シンガポール線をB787-9型機に変更し、同様にビジネスクラスにフルフラットシートを導入。あわせてプレミアムエコノミークラスの提供も開始する。

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