KNT-CT、11月の国内は1.2%減、クラツーは6.6%増

  • 2016年1月12日

 KNT-CTホールディングスの2015年11月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比1.2%減の336億8269万円となった。団体旅行は4.7%減の99億42万円、個人旅行は6.0%減の41億5661万円と前年を下回ったが、企画旅行は1.7%増の196億2566万円と増加した。

 団体旅行のうち、一般団体は複数の大型企業のコンベンションの取り扱いがあったものの、前年に比べて取扱団体数が減少したことにより、6.0%減の46億1935万円と減少。学生団体も修学旅行以外の研修などの取扱団体数の減少により、3.4%減の52億8107万円となった。

 企画旅行は、メイトの取扱額が6.7%減の66億2000万円と減少。方面別の取扱人数では、北陸、南紀、中国四国は好調を維持しているが、全般的に伸び悩んだという。

 クラブツーリズムは6.6%増の130億566万円と増加。バス旅行を除く国内旅行部門は北海道、北陸、高野山、関西方面の販売が堅調に推移し1.4%増となった。バス旅行部門は、ふるさと割を活用したツアーの影響や、南東北、北陸、京都方面の紅葉、出雲大社のイベントなどが好調だったことにより、16.1%増と伸長した。テーマ旅行部門は、寺を巡る旅や歴史にまつわる商品などが好調に推移してことで6.4%増となった。

 なお、国内旅行以外では海外旅行が4.2%減の119億4071万円、外国人旅行が16.8%増の14億1231万円となり、関連商品などを含めた総計は1.4%減の477億5117万円だった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。