日本アセアンセンターはこのほど、「メコン・ツーリズム・アワード2015」の公募を開始した。カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム（CLMV）への優れた旅行商品を造成・販売した旅行会社、ランドオペレーター、航空会社の3社を1組として表彰するもので、開催は今回が初めて。より良い商品企画や造成を促し、CLMVへの旅行需要を喚起することで、ASEAN域内の経済格差の縮小をはかる。応募の締切日は2016年2月5日。

　対象となるのは旅行業法に基づく登録業者の、15年4月1日から16年3月31日までに催行または催行予定の企画旅行。CLMV以外のASEAN諸国との周遊ツアーも対象とし、その場合は行程の半分以上をCLMVに滞在することを条件とする。エントリーの際には、同センターの公式ウェブサイトから応募用紙をダウンロードして必要事項を記入し、応募商品のパンフレット3部と合わせて送付する。

　部門は4つを用意し、「ニュー・デスティネーション賞」では新しいデスティネーションの開発に貢献した募集型旅行商品を、「エコツーリズム賞」ではCLMVの自然をテーマに、持続可能な観光開発に貢献した募集型・受注型旅行商品を、「ユニーク・ツアー賞」では新しい視点でCLMVの魅力を紹介した募集型・受注型旅行商品を、「エクスチェンジ・ツアー賞」では研修旅行や修学旅行などの交流プログラムを含む受注型旅行商品を、それぞれ選出する。なお、応募カテゴリー以外のカテゴリーで表彰する可能性もあるという。

　選考委員は日本アセアンセンター、日本旅行業協会（JATA）、日本海外ツアーオペレーター協会（OTOA）などの代表者が務める。表彰式は16年3月上旬に開催する予定。受賞者には記念品を贈呈するほか、販売促進におけるアワードロゴの使用を許可する。