KNT-CT、10月の国内は9.0%増、外国人は15%増に

  • 2015年12月10日

 KNT-CTホールディングスの2015年10月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比9.0%増の364億3857万円となった。団体旅行は3.1%増の124億4412万円、企画旅行は14.8%増の190億9361万円、個人旅行は3.8%増の49億84万円となり、いずれも前年を上回った。

 団体旅行のうち、一般団体は前年に実施した大型の職場旅行の反動などにより、16.7%減の37億831万円と減少。一方、学生団体は取扱団体数が増加したことなどで、14.8%増の87億3581万円となった。

 企画旅行は、メイトの取扱額が9.7%増の63億7935万円と伸長。方面別の取扱人数では、北海道と九州を除いた全方面が順調で、特に北陸、関西、南紀、中国四国は引き続き人気を集めているという。

 クラブツーリズムは17.5%増の127億1271万円と2桁増。バス旅行を除く国内旅行部門では北陸、関西、伊勢、南紀方面の販売が堅調に推移し16.1%増となった。バス旅行部門では、西日本方面の販売が好調だったほか、前年に比べて台風などの自然災害の影響が小さかったことで16.6%増と大幅に伸長。テーマ別旅行部門は、国内の1人旅や女性限定の商品が人気を集め9.7%増となった。

 なお、国内旅行以外では海外旅行が7.1%減の149億8510万円、外国人旅行が15.2%増の13億7527万円となり、関連商品などを含めた総計は4.1%増の535億2336万円だった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。