KNT-CT、10月の海外は7.1%減、団体旅行は4%増
KNT-CTホールディングスの2015年10月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比7.1%減の149億8510万円となった。このうち団体旅行は3.9%増の45億4418万円と増加した一方、企画旅行は10.7%減の74億2009万円、個人旅行は12.7%減の30億2083万円となり、ともに2桁減となった。
団体旅行のうち、一般団体は大型の職場旅行などを取り扱ったことで1.5%増の30億7697万円。学生団体も大型の修学旅行を取り扱ったことにより、9.5%増の14億6721万円となった。
企画旅行では、ホリデイは14.9%減の12億7375万円に。イスラム過激派組織ISILなどによる政情不安が影響し、単価の高いヨーロッパ方面の取り扱いが大幅に減少したという。一方で、取扱人数は11.8%増と伸長。方面別の取扱人数ではミクロネシアが好調に推移した。クラブツーリズムの取扱額は、政情不安などにより9.9%減の61億3022万円となった。
なお、海外旅行以外では、国内旅行が9.0%増の364億3857万円、外国人旅行が15.2%増の13億7527万円となり、関連商品などを含めた総計は4.1%増の535億2337万円だった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。