国交省、訪日貸切バス業者の集中監査開始、12月10日から
国土交通省はこのほど、訪日外国人旅行者向けの貸切バス事業者に対する集中監査を実施するよう、各地方運輸局などに指示をおこなった。年末からの多客期におけるさらなる安全運行をめざすための取り組みで、同省自動車局安全政策課によれば、訪日外客向けの事業者にターゲットを絞っておこなう監査は、今回が初めて。
監査は毎年実施している「年末年始の輸送等に関する安全総点検」の開始日である12月10日から、16年2月10日まで実施する予定。全国の約860社のうち100社を対象に、従来の監査と同じく事前に通告せずにおこなうという。
監査の方法は営業所などへの立入監査と、発着所などにおける街頭監査。運転者の乗務時間など過労運転の防止に関する状況、適正な料金収受に関する状況、点呼の実施や運行指示に関する状況などを確認する。監査の結果については集計がまとまり次第公表する。