バンヤンツリー、新ブランド「ダーワ」発表、1号店は海南島

  • 2015年12月6日

ロゴ バンヤンツリー・グループはこのほど、新しいブランド「Dhawa(ダーワ)」を発表した。ダーワは同グループ4番目のブランドで、「バンヤンツリー」や「アンサナ」よりもカジュアルで機能的、現代的なデザインのホテル。ホテルのデザインにこだわりのある層をターゲットにしており、2016年3月に第1号店として中国の海南島に開業する計画だ。

コクーン(イメージ) ダーワでは、客室をはじめ5つの設備に注力する。客室は「コクーン」と名付け、高級リネンを利用するほか、ベッドには可動式のテーブルを用意。バスルームの「ポット」にはレインシャワー、LED照明、スパブランドのアメニティ、Bluetooth対応のスピーカーを置く。

ネスト(イメージ) また、ホテルのすべての階にコミュニケーションスペースの「ネスト」を設け、無料のドリンクやスナック、アイスクリームなどを提供する。ロビーエリアにはリラクゼーションスペースの「ヴォイド」を設置。仕切りを活用して個室感を出した。また、オールデイダイニングレストランの「ヌック」も用意した。

 第1号店は「ダーワ・ボアオ」として、海南島の東岸にあるボアオに開業する計画。同社によれば、ボアオは国際的な会合などの開催地として人気の都市で、ジェイド・ベルト・ビーチや万泉河などの観光スポットもあり、レジャーでも人気を博している。ホテルの客室数は346室で、客室の半分以上が海に面している。宴会・会議施設やレストラン、プールなどを設ける予定だ。

 また、2号店はキューバの「ダーワ・カヨラスブルハス」で、16年7月に開業予定。バンヤンツリーホテルズ&リゾーツが同地域に進出するのは今回が初めて。カヨラスブルハスはサンゴ礁などが有名で、マリンアクティビティが楽しめるという。ホテルは3階建てで、客室数は516室。3つのレストラン、プール、ジム、キッズクラブ、ウォータースポーツセンター、会議施設を用意する計画。このほか、中国のプーアルや雷山、洛陽、バンコク、プーケットでもダーワを開業する予定だ。