アップルワールド、中国大手旅行会社と業務提携、訪日客獲得で

  • 2015年12月2日

 アップルワールドはこのほど、北京に拠点を置く中国旅行社総社の中核支社である上海中国旅行社総社との間で、訪日旅行事業における業務提携を締結した。中国旅行社総社は中国最大規模の総合旅行会社。アップルワールドは現在、海外の40以上の旅行会社やOTAと契約してB2Bでの販売をおこなっているところで、今回の業務提携は今年4月から本格的に始動したグローバル事業の一環。現地の旅行会社をターゲットに自社のホテル予約システムの導入を推進することで、訪日旅行需要の取り込みをはかる。

 今回の業務提携により、上海中国旅行社総社はアップルワールドが運営するホテル予約システムと連携した予約サイトを開発。上海中国旅行社総社が所轄する上海市や江蘇省、浙江省、安徽省、江西省などの直営および系列の旅行会社約1000店舗に導入し、12月1日から訪日旅行のFIT向けのホテル予約手配業務を開始している。予約サイトでは、上海中国旅行社総社が手配する航空券やビザなどと、アップルワールドが取り扱うホテルを組み合わせ、店頭へ訪れる顧客のほか、金融機関やメーカーなど上海中国旅行社総社の取引先の従業員にも販売をおこなう。

 なお、アップルワールドは今後、中国旅行社総社グループにホテル予約システムの導入をはかる計画だ。