15年流行語大賞に「爆買い」-インバウンドや北陸新幹線も候補に
通信教育事業などをおこなうユーキャンは12月1日、毎年発表している「ユーキャン新語・流行語大賞」の2015年の年間大賞に、訪日外国人旅行者による大量買いを表現した「爆買い」を選出した。同賞はその年に世間を賑わせた新語と流行語を選出するとともに、各語に深くかかわった人物や団体を表彰するもの。「爆買い」については、中国人旅行者の人気が高い免税店チェーンのラオックスで代表取締役社長を務める羅怡文氏を表彰した。
同賞は1984年に開始され、毎年12月上旬に発表。読者審査員のアンケートを参考に、自由国民社「現代用語の基礎知識」の編集部が50語をノミネートし、著名人などからなる選考委員会が年間大賞を含む上位10語を決定する。
今年の年間大賞では「爆買い」のほか、プロ野球用語で打率3割、ホームラン30本、盗塁30個の達成をさす「トリプルスリー」も選出。そのほかに「一億総活躍社会」など8語を上位語として選んだ。ノミネートされた50語には、観光関連用語の「インバウンド」と「北陸新幹線」も含まれていたが、いずれも上位10位には入らなかった。