日本旅行はこのほど、海外旅行商品ブランド「マッハ」の45周年記念商品として2016年に催行する「遙かなるヨーロッパ」全15商品の販売を開始した。同シリーズは、15年の創業110周年記念商品として販売していたものだが、16年は「この季節、この瞬間。」をコンセプトとし、祭りや各種イベントなどを軸に同社のヨーロッパ旅行商品のなかでも最も高品質な商品として訴求する。ターゲットは文化的探究心の強いアクティブシニアや、ヨーロッパ旅行のリピーターで、取扱人員の目標は500名とした。

　ツアーは来年4月から10月までの間に23本を設定。添乗日数2500日以上の経験を積んだ「マイスター添乗員」が同行し、事前の説明会も開催する。そのほか旅行保険やスーツケース宅配などの特典も用意する。なお、急なキャンセルについては取消料の半額を、取消日から4ヶ月以内に催行するツアーの旅行代金に充当するサービスも設ける。

　旅行代金は燃油サーチャージ込みで、例えばベルギーのゲントで5年に1度開催される「花の祭典」を訪れる4月17日出発の「素晴らしきオランダ・ベルギー・ルクセンブルク11日」では、大人1名あたり66万9000円。ビジネスクラスを利用する場合は92万9000円とする。1人部屋を利用する場合は別途26万円を徴収する。申込みは全国の日本旅行商品取扱い店舗と、同社ウェブサイトで受け付ける。

　販売を開始した11月13日にはパリで同時多発テロ事件が発生しているが、同社では催行日までに半年近い期間があることから、コース設定や値段、取扱人員目標などについては、いずれも計画段階から特段の変更をおこなっていないという。「芸術が薫る美しき街、華麗なるパリを楽しむ7日」などフランスを含むコースも、安全に配慮しながら通常通り催行する予定。なお、同社は11月22日出発分までは、フランスを含むツアーの催行を中止していたが、23日出発分からは通常通り催行している。