楽天、朝食日本一は「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」
楽天は11月18日、「日本一の朝ごはん」を提供する宿泊施設を決定する「朝ごはんフェスティバル2015 頂上決戦」を都内で開催した。「朝ごはんフェスティバル」は楽天トラベルが主催するイベントで、全国のホテルや旅館などの宿泊施設が提供する朝ごはんから、ウェブ投票と調理審査やプレゼンテーション審査、実食審査を通して日本一を決定するもの。第6回目の今回は、過去最高となる1000軒以上が参加した。
「頂上決戦」は一般のウェブ投票と、全国7地区で開催した地方大会を勝ち抜いた7施設で競う決勝戦で、優勝は兵庫県の「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」。準優勝には鳥取県の「皆生温泉 海色・湯の宿 松月」、3位には栃木県の「塩原温泉 四季味亭ふじや」が選ばれた。
優勝した「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」は13年と14年の準優勝ホテルで、念願の初優勝となった。今年は自家製の天然酵母で作ったパンと、野菜や魚など地元の食材を使用したスープを出品。審査員を務めた「レストラン中村孝明」オーナーシェフの中村孝明氏は「野菜と天然の真鯛は普通は喧嘩をするが、燻製したハムが効いていてとても美味しい」と絶賛した。また、「リストランテ・マッサ」オーナーシェフの神戸勝彦氏は「パンはたくさん種類があり、いろいろな表情が楽しめる。とにかく焼きたてが美味しい」と賞賛した。
準優勝の「皆生温泉 海色・湯の宿 松月」は、山陰の海と山に近い和風旅館として、旬のシロイカを使った丼と地元の野菜で作った5種類のスムージーを用意した。「神田川本店」店主で全日本調理師協会名誉会長の神田川俊郎氏は「朝から目がぱっちりと覚める料理。シロイカが美味しく、ご飯と大根おろしもすごく合う」と、和食らしさを活かしたアイデアを評価した。
3位の「塩原温泉 四季味亭ふじや」の朝ごはんはフカヒレ入り茶碗蒸しとつみれ汁で、自家栽培した野菜と米や、自家製味噌など同施設ならではの素材を使用したもの。「四川飯店」オーナーシェフで日本中国料理協会会長の陳建一氏は「プロが作っているが、すごくシンプルな家庭の味を味わえる朝食」と、自家製食材の美味しさを評価した。
なお、同フェスティバルに参加した宿泊施設の朝食は、すべて楽天トラベルの宿泊プランとして提供する。頂上決戦の結果とメニューの詳細は下記の通り。
▽「朝ごはんフェスティバル 2015 頂上決戦」結果
(順位/ホテル名/(エリア名)/朝ごはんメニュー名)
優勝
ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド(兵庫県)/ル・パンオリジナルベーカリー、兵庫県で育てた新鮮な野菜と瀬戸内海産天然真鯛のスープ仕立て
準優勝
皆生温泉 海色・湯の宿 松月(鳥取県)/地採れ!新鮮野菜の彩スムージィー、境港産シロイカのおろし丼
3位
塩原温泉 四季味亭ふじや(栃木県)/極上ふかひれ茶わん蒸し、ふじやパパの手作り野菜と自家製味噌のふわふわつみれ汁
4位
離れの隠れ宿 オーベルジュ鈴鐘(福島県)/天然黒ムツのあっさり西京焼きとメロのしっとり西京焼き、和風焼売
5位
シャトレーゼ ガトーキングダムサッポロ ホテル&スパリゾート(北海道)/北海道野菜の白いプリン~道産の海鮮をのせて~、朝からサラっと薬膳スープごはん
審査員特別賞(順不同、あいうえお順)
・野沢温泉 ホテルハウスサンアントン(長野県)/朝が待ち遠しくなる程のジャムと贅沢な一日の始まりを、とろっとろスクランブルエッグ
・ホテル日航アリビラ(沖縄県)/やさしい甘さの沖縄黒糖風味フレンチトースト、ゴーヤードリンクと沖縄風サラダのグラス盛り グリーンのコントラスト