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さんふらわあ、18年に新造船2隻-大阪/志布志線に投入

  • 2015年11月17日

新造船の外観(イメージ)。ひまわりのマークは同社のシンボル。なお、新造船の意匠デザインは、「にっぽん丸」の改装などを手がけた、フラックス・デザイン代表の渡辺友行氏が担当  フェリーさんふらわあはこのほど、大型フェリー2隻の新造計画を発表した。1993年に大阪/志布志線に就航した「さんふらわあ さつま」「さんふらわあ きりしま」の代替船として位置づけており、それぞれ2018年の3月と6月に竣工する。就航日は現時点では未定とした。

スイートは洋室で、広さは22.90平方メートル。専用のバルコニー(8.6平方メートル)付だ(イメージ)  新造船は全長192メートル、幅27メートルで、総トン数は1万3500トン。旅客定員は709名で、客室数は全113室とした。同社によると、利用者にさらに快適に過ごしてもらえるよう、個室を現在より11室増やし94室にするとともに、パブリックスペースの面積を現行の船の2.5倍に拡充するという。

3フロア吹き抜けのエントランス(イメージ)。丸窓でクルーズらしさを演出する  客室については、同社では初めての最上級クラスとして「スウィート」を設定。バスタブや専用バルコニー付きの洋室で、定員は2名から3名までとした。加えて、ペットとともに利用できる「ウィズペットデラックスルーム」を初めて用意する。定員は2名から4名までで、客室数は10室。同室のある区画には、共有のドッグランスペースも設ける。なお、スウィート2室と、相部屋タイプの「ツーリスト」2室はバリアフリーの部屋とした。

 パブリックスペースについては、3フロア吹き抜けのエントランスを設けた。レストランの座席数は現行の2割増の206席で、スペースも1.5倍に拡大。展望浴場も浴室の面積を1.7倍に広げており、24時間利用可能なシャワールームも設置する。