ターキッシュ、スペイン6都市へのアクセス訴求-成田線は減便へ

  • 2015年11月16日

TK東京支社長のムスタファ・ドクメタシュ氏  ターキッシュエアラインズ(TK)はこのほど、スペイン語教育やスペイン語圏の文化の普及活動などをおこなっているセルバンテス文化センターの協力のもと「スペインセミナー」を開催した。TKは現在、イスタンブール経由で日本からヨーロッパなどへの送客に注力しているところ。トルコ/スペイン間では、イスタンブール/マドリード、バルセロナ、マラガ、ビルバオ、バレンシア、サンティアゴ・デ・コンポステーラ線の6路線を運航している。

セルバンテス文化センター東京館長のアントニオ・ヒル・デ・カラスコ氏  冒頭で挨拶したTK東京支社長のムスタファ・ドクメタシュ氏は、スペインだけで6都市に就航している同社のネットワークをアピール。「スペインといえばマドリードとバルセロナが有名だが、個人的には(マラガなどを含む)アンダルシア地方が興味深い」などと語り、多様な言語や文化を持つスペインの各地方に路線を張り巡らせていることを強調した。セルバンテス文化センター東京館長のアントニオ・ヒル・デ・カラスコ氏は、同センターのスポンサーでもあるTKの支援に謝意を表明するとともに、そのネットワークやサービスを高く評価した。

 セミナーではTKがイスタンブールからスペインへのネットワークや機内プロダクトなどについて紹介。特にマドリードとバルセロナを除く4都市へのアクセスの利便性について訴求し、オープンジョーの活用などを進めた。現在、イスタンブール/マラガ、バレンシア線は1日1便で運航中。イスタンブール/ビルバオ線は週5便で、そのうち3便がサンティアゴ・デ・コンポステーラへと延伸している。また、トランジットの旅客に無料で提供しているイスタンブール市内ツアーについてもアピールした。同社は来年にも、イスタンブールとスペイン1都市を訪問するプレスツアーをおこなうという。

ギター演奏とダンスによるフラメンコのショーもおこなわれた  なお、TKは2015年の夏ダイヤではイスタンブール/成田線を1日2便、イスタンブール/関空線を1日1便で運航していたが、冬ダイヤについては成田線のTK50便とTK51便を週4便に減便。16年の夏ダイヤではTK50便とTK51便を運休して、1日1便化するという。座席数の需給の動向や機材繰りなどを勘案したもので、詳細は近日中に発表する予定。