オープンドア、12月17日にマザーズに上場、海外展開など強化
オープンドアは11月11日、東京証券取引所(東証)から新規株式上場の承認を受けた。上場予定日は12月17日で、市場は東証マザーズ。公募株式数は82万3000株で、このうち公募が5万株、売出が77万3000株とした。公募の価格は12月7日に決定し、12月9日から14日まで申し込みを受け付ける。同社によると、新株式発行による公募増資で調達した資金は、海外展開やプロモーション、人材の採用、育成などに使用する計画だ。
オープンドアは1997年の設立で、総合旅行サイト「トラベルコちゃん」や外国人向けの総合旅行情報サイト「Hotel Saurus」の運営をはじめ、旅行関連事業を展開。2014年3月にはホテルの予約、手配、販売などをおこなうホテルスキップを完全子会社化。子会社は海外宿泊施設の予約サイト「ホテルスキップ」「hoterea.com」の運営などをおこなっている。
今後の戦略としては、インバウンド対応を含めた海外向け事業の強化・拡大をはかる。ウェブサイトの多言語化の推進により、訪日外国人観光客に加え、海外から第3国への海外旅行などを検討する旅行者の取り込みもはかる。また、伝統工芸作品紹介サイト「Gallery Japan」の開設をきっかけに、工芸品関連事業などをはじめとした新たな事業にも取り組むとしている。
同社の資本金は4億5500万円。2015年度3月期(14年4月1日~3月31日)の連結決算は、売上高が前年比11.2%増の19億8887万円、営業利益が35.4%増の3億3297万円、経常利益が31.7%増の3億3710万円、当期純利益が167.8%増の4億75万円だった。