JTB、合弁会社で北京に初の訪日旅行専門店-年間取扱1万人めざす
ジェイティービー(JTB)によると、交通公社新紀元国際旅行社有限公司(JTB新紀元)は11月6日、北京に訪日旅行専門店舗を開設した。同社はJTBと中国の大手企業グループ「中信集団」の旅行会社「中信旅遊集団有限公司」の合弁会社。JTBグループにとって、海外に訪日旅行専門店舗を置くのはこれが初めてとなる。店名は「交通公社新纪元国际旅行社有限公司亮马桥门市部」。専門店を設置することで、急増する訪日中国人旅行者の取り込みをはかる考えで、2016年10月までに1万名の取り扱いをめざす。
新店舗のターゲットは富裕層で、ツアーの種類が多く宿泊プランも多いことから、主にエースJTBの販売をおこなう予定。JTB新紀元のパッケージツアーやサンライズツアー、エクスペリエンスジャパンの商品なども取り扱う。JTBによれば、店舗には日本の観光に関する知識が豊富なスタッフ4名を配置。顧客ごとに、航空券や宿泊や食事、観光、体験型ツアーや視察などの要望に合わせ、オーダーメイド型で商品を紹介していくという。
また、医療渡航支援企業の「JMHC(ジャパン・メディカル&ヘルスツーリズムセンター)」と協力し、日本でのメディカルツアーなども受け付ける。このほか、マラソンやスキー、ゴルフなどのスポーツをテーマにした旅行や、沖縄などでの挙式やハネムーン旅行も受け付ける。
同店は日系企業が多く集まる北京発展大廈の1階に位置。店舗面積は90平方メートルで、店内にはカウンターのほか、100インチの大型ビジョンを設置し、展示スペースも用意した。展示スペースについては、地方自治体や企業などに利用を提案していく予定だ。
▽交通公社新纪元国际旅行社有限公司亮马桥门市部
住所:北京市朝陽区東三環路5号 北京発展大厦一階100C室
TEL:010-6590-9918
FAX:010-6590-9910
営業時間:10時~19時(月曜日~土曜日)