楽天、トラベルの予約総額など非開示に、実績ベースでECに吸収
楽天は、11月5日に発表した2015年12月期第3四半期(15年7月1日~9月30日)決算から、楽天トラベルの予約流通総額、売上収益、営業利益を非開示にした。これまでは国内・海外の宿泊施設予約、海外航空券、国内・海外のダイナミックパッケージ、楽天バスサービス、レンタカーなどを対象とする予約受付ベースのキャンセル前税込取扱高を予約流通総額とし、売上収益や営業利益とともに開示してきたが、今後は宿泊などの実績ベースの流通総額を国内のEコマースの業績に組み込んで発表する。
同社によれば、今回の変更は国土交通省などの統計の発表方法に倣ったもので、14年4月に楽天が楽天トラベルを吸収合併したことなども考慮したという。なお、同社の旅行取扱額の動向については、観光庁が毎月取りまとめている「主要旅行業者の旅行取扱概況」で確認することができる。