ANAセ、沖縄で「シニアの修学旅行」、次世代車いす試乗も
ANAセールスは11月4日、「シニアのための修学旅行 沖縄の旅」の販売を開始した。今年8月に「網走の旅」を募集をした「シニアのための修学旅行」シリーズの第2弾で、ターゲットは老化や病気を理由に旅行を諦めている「ノン・アクティブ」なシニア。ツアーでの体験が、旅への活力を取り戻すきっかけとなることをめざす。
旅程は11月26日出発の2泊3日で、東京発、大阪発、現地集合の3種類を用意。参加者は24名までとし、4人に1人の割合で全日空(NH)の客室乗務員経験者がサポートスタッフとして同行する。
ツアーでは、従来の車いすとは異なるスタイリッシュなデザイン性で2015年度グッドデザイン賞を受賞した、WHILL社のパーソナルモビリティ「WHILL Model A」の試乗体験を実施する。WHILLによれば、同機は四輪駆動で、iPhoneアプリでの遠隔操作などが可能。また、体験施設「もとぶ元気村」でイルカと触れあうほか、慶成会老年学研究所の監修のもと、自分の現在や過去、未来を見つめなおす時間を共有する「回想法」を体験する機会も設ける。
旅行代金は東京発が1名16万円から18万2000円まで、大阪発が15万5000円から17万7000円まで、現地集合が12万4000円から14万6000円までとした。最少催行人員は12名で、既に12名以上の予約が入っているという。申し込みはANAセールスのお客様専用ダイヤルとメールで受け付ける。なお、同社では2016年にシリーズの第3弾として、地方発の東京観光ツアーを計画しているという。