メキシコ、好調持続で「2020年に20万2000人」、年末にキャンペ
メキシコ観光局はこのほど、都内で観光セミナーを開催した。同局駐日代表のギジェルモ・エギアルテ氏は、2014年の日本人訪問者数が前年比11%増の約10万人となり、15年も8月までの累計で約10%増と好調に推移している旨を説明。同国のハイシーズンが9月であることから、通年では15%増を見込めるとの目算を示した。あわせて、現在の好調を今後も維持することで「2020年までに年間20万2000人をめざす」と意欲を示した。
エギアルテ氏によると、現在の日本人訪問者の内訳は、6割強がレジャー需要で4割弱がビジネス需要。近年では、自動車関連企業などを中心に多くの日系企業が進出していることから、ビジネス需要が好調に伸びているが、一方では世界遺産観光などを目的とするシニア層のレジャー需要も増えていることから「ビジネスだけでなく、FITやグループなどにもプロモーションしていきたい」考えだ。詳細は未定だが、年末には消費者向けのキャンペーンも予定しており、関東エリアを中心に展開するという。
そのほかに同氏は、プレゼンテーションでメキシコ文化の魅力を改めてアピール。世界無形遺産に登録されているメキシコ料理や、世界遺産に登録されている古代遺跡などを紹介した。また「メキシコは標高が高く、太陽との距離が近い」と述べ、「日本にいる時とは物の見え方がまったく違い、異なる色彩を楽しむことができる」と語った。