主要49社、8月の海外は13.6%減、6社が前年超え

  • 2015年10月18日

 観光庁が取りまとめた2015年8月の主要旅行会社49社(※)の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比13.6%減の2189億1747万円となった。観光庁では、円安などによる海外旅行需要の低迷に加え、夏休みシーズンではあったものの、5連休となった9月のシルバーウィークに旅行需要が移ったことが要因との見通しを示している。募集型企画旅行は取扱額が19.3%減の799億6320万円、取扱人数が20.8%減の32万7136人となり、単価は1.9%増の24万4434円と増加した。

 企業別で見ると、取扱額が最も高かったのはジェイティービー(JTB)グループ15社計で、18.1%減の495億3028万円。このほかエイチ・アイ・エス(HIS)が10.0%減の412億9227万円、阪急交通社グループ3社計が17.0%減の284億8658万円と続いた。

 前年からの伸び率では読売旅行が9.5%増の5億8204万円と最も増加。次いで、ジェイティービービジネストラベルソリューションズが6.6%増の43億7241万円、阪急阪神ビジネストラベルが同じく6.6%増の30億1838万円となり、計6社が前年を上回った。

 なお、国内旅行の取扱額は6.4%増の4806億6482万円、外国人旅行が68.4%増の135億7011万円となり、合計は前年並みの7131億5240万円だった。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。

▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
8月単月