JR東、春の新列車のデザイン公開、新幹線を改造
東日本旅客鉄道(JR東日本)はこのほど、2016年春に運行予定の新列車「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」のデザインの一部を発表した。新列車は新幹線用車両のE3系を改造したもので、上越新幹線の越後湯沢/新潟間で臨時列車として土曜、日曜、休日を中心に年間120日程度運行する予定。JR東日本では「新しい東日本エリアを発見・体験」をテーマに、地域の活性化と観光需要の拡大をはかっており、今回の列車もその一環としてプロデュースする。
新列車の外観デザインは、写真家や映画監督として活躍する蜷川実花さんが担当。車体全体に夏の夜空に浮かぶ長岡の花火を描いたという。また、車内には松本尚さんや小牟田悠介さん、古武家賢太郎さんなどの芸術家が同列車のために制作した絵画や彫刻を展示。このほか、列車のシンボルマークはデザイナーの鈴木直之さんが、車内で提供するスイーツは菓子研究家のいがらしろみさんなどがプロデュースするという。
同社はデザインの発表に合わせて10月6日に専用サイトを開設。新幹線の紹介に加え、デザイナーのプロフィールなどを掲載する。