エアアジアX、KUL/新千歳線就航-新千歳行き初便は搭乗率9割超

  • 2015年10月6日

 エアアジアX(D7)は10月1日、新千歳/クアラルンプール線の直行便を開設した。運航中の日本線としては羽田線と関空線に次ぐ3路線目で、北海道/マレーシア間における定期便開設はこれが初めてとなる。使用機材はエアバスA330型機で、ビジネスクラス12席を含む全377席。新千歳行き初便の搭乗者数は334名で、搭乗率は90.3%となった。D7によれば、そのうちマレーシア人が約9割を占めたという。クアラルンプール行き便の搭乗者数については、現時点では発表していない。

 路線開設を記念して、新千歳空港で10月2日に開催されたセレモニーには、D7から会長のタン・スリ・ラフィダ・アジズ氏やCEOのベンジャミン・イスマイル氏などが出席。駐日マレーシア大使のダト・アハマッド・イズラン・ビン・イドゥリス氏、マレーシア政府観光局東京支局長のノール・アズラン氏なども列席して就航を祝った。

 D7によれば、同路線の主な利用者はマレーシアなどからの訪日外国人旅行者で、日本発の需要は4分1程度となる見込み。CEOのイスマイル氏は本誌のインタビューに対して、札幌が東京や大阪ほどの大都市ではないことを踏まえて、旅行会社との協働を重視する考えを示している。

就航記念セレモニーの様子

▽D7、新千歳/クアラルンプール線スケジュール(10月1日~)
D7 550便 KUL 23時35分発/CTS 08時10分着※翌日(火、木、土、日)
D7 551便 CTS 09時20分発/KUL 17時00分着(月、水、金、日)