ラスベガス、旅行会社との連携強化、11月に現地へミッション派遣

  • 2015年9月30日

ラスベガス観光局広報シニア・ディレクターのケリー・マルカ氏  ツーリズムEXPOジャパン2015に伴い来日した、ラスベガス観光局広報シニア・ディレクターのケリー・マルカ氏は本誌のインタビューに応じ、日本市場において旅行会社への教育プログラムを強化する方針を語った。2014年のラスベガスへの国内外からの訪問者数は過去最高となる約4100万人で、このうち海外からの訪問者数は20%。同局では現地での消費額が高い海外からの訪問者数を、今後1年間で30%まで引き上げることを目標に掲げている。

 海外からの訪問者数増加に向け、日本市場においては旅行会社へのプロモーションを強化する考え。同氏は日本市場について、14年に航空機を利用してラスベガスへ訪問した日本人のうち、約40%が旅行会社経由で訪れていることについて述べ「隣国の韓国は(旅行会社経由での訪問者が)約28%。他の国と比べても高い数字であり、日本市場において旅行会社と連携することは非常に重要」と強調した。

 同氏はラスベガスの魅力として「常に新しい施設がオープンしている」点を強調。そのため「旅行会社に最新情報を常に提供していくことが重要」と話し、今後も継続して旅行会社向けのセミナーやFAMツアーを開催していく考えを示した。11月には日本の旅行会社から約20名を招待し、ラスベガスへの「リバースミッション」を実施する計画だ。

メディア懇親会でおこなわれたフランキー・モレノさんのライブの様子  なお、同局は9月28日に都内でメディア向けに懇親会を開催。同局日本オフィス代表の岡部恭子氏が、16年4月に完成予定で2万人の収容が可能な大型アリーナや、18年開業予定のホテル「リゾートワールド・ラスベガス」などの最新情報を紹介した。そのほか、ラスベガスを中心に活動するミュージシャンのフランキー・モレノさんがライブ演奏を披露した。