左からミス・グアム・ユニバースのブリトニー・ベルさん、田原俊彦さん、グアム準州副知事のレイモンド・テノリオ氏、ミス・アース・グアムのスカイ・ベーカーさん 　グアム政府観光局（GVB）はこのほど、2015年秋から16年春までの広告キャンペーンキャラクターを務める、歌手の田原俊彦さんを起用した新たなテレビCMの発表会を開催した。CMの使用曲にあわせてダンサーとともに登場し、ダンスを披露した田原さんは「バケーションで訪れる場所だから、とにかくド派手になるよう意識し、大勢によるダンスでハッピー感を表現した」と説明。また、「グアムは時差も少なく3時間半で行けるので、家族連れなどにもおすすめ。特に、『トシちゃん世代』と言われる30代から50代の人に向けてアピールしていきたい」と意欲を示した。登壇したグアム準州副知事のレイモンド・テノリオ氏は「田原さんによるキャンペーンを通じ、グアムならではの体験を伝えることで、さらなる来島者の増加につながることを期待している」と語った。

　発表会ではGVB局長のジョン・ネイサン・デナイト氏が「Visit Guam 2016」キャンペーンについて説明。16年には4000年以上続くグアムの歴史を紹介するグアム博物館ができるほか、太平洋の27の島や地域から3000名以上のパフォーマーが参加する、4年に1度の文化の祭典「フェスティバル・パシフィック・オブ・アーツ」をグアムで初めて開催することを紹介した。

　デナイト氏はそのほか、「日本から3時間半という近さはビジネスにもぴったり」と強調し、今年オープンした島内最大規模のコンベンション施設を有するデュシタニ・グアム・リゾートについて、MICEなど大型団体への対応が可能であることをアピールした。あわせて16年のPATA（Pacific Asia Travel Association）の開催地にグアムが選ばれたことについても言及し、「世界中の観光業のリーダーに、島内のさまざまな魅力を知ってもらえる」と期待を寄せた。

　GVBは10月1日から2016年3月31日まで、「あなたの『とっておきグアム』Only On Guamを撮って！送って！トシちゃんに教えて！キャンペーン」を実施する。キャンペーン期間中にグアムでの「とっておき体験」を写真または6秒以内の動画に撮り、応募した人に田原さんおすすめグアムツアーなどを贈呈する。風景部門と人物部門の2部門を設け、応募作品はキャンペーンサイトおよびFacebookの公式ページ上で公開する。作品の選考は、Facebookの「いいね！」の数やコメントを参考に、審査委員長を務める田原さん自らがおこなうという。