AC、NON-IATA予約の公示運賃発券期限を24時間以内に-例外も
エア・カナダ(AC)は9月17日予約分より、国際航空運送協会(IATA)公認代理店以外で予約された公示運賃の航空券の一部について、運賃規則に関わらず一律で発券期限を予約後24時間以内に変更した。発券期限の過ぎたものは自動的にキャンセルする。ACによると、北米などで予約はしたが発券されない航空券が増加していることを踏まえたもの。北米本社で先行して実施していた取り組みを、日本を含む全世界に適用したという。ACでは発券期限を適用する場合は、IATA公認代理店で予約するよう呼びかけている。
対象となるのはNON-IATA代理店で、IATAが同代理店に対して付与・管理している、ホテルやレンタカーの予約時に旅行会社店舗の証明・確認ができるTIDS(Travel Industry Designator Service)コードを持った店舗も含まれる。日本発、海外発を含む全公示運賃が対象だが、ツアーコードの入ったネット運賃や企業契約運賃は対象外とした。なお、ツアーコードは予約作成時に入れる必要がある。
ACによると、NON-IATA代理店からの予約はあるが、ほとんどがツアーコードの入ったネット運賃や企業契約運賃であるといい、今回の対象となるケースは数%程度で影響は軽微となる見込み。ただし、運用後は旅行会社などからのフィードバックを踏まえ、不具合があれば旅行会社が売りやすい環境に調整するよう検討する可能性もあるという。