KNT-CT、7月の国内旅行は0.9%減-外国人は4割増
KNT-CTホールディングスの2015年7月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比0.9%減の262億7601万円となった。このうち、団体旅行は3.3%増の47億3037万円、個人旅行も0.3%増の55億5445万円と増加した。企画旅行は2.5%減の159億9119万円となった。
団体旅行のうち、一般団体は大型の職場旅行や親睦旅行を取り扱ったことなどにより、8.6%増の23億5933万円と前年を上回った。一方、学生団体は大型の研修や合宿の取り扱いは増加したものの、修学旅行の取扱団体数が減少したことに伴い1.4%減の23億7104万円となった。
企画旅行については、メイトの取扱額は0.1%減の73億3367万円と微減。方面別の取扱人数を見ると、北陸新幹線により北陸方面が好調だったほか、16年5月の先進国首脳会議の開催が決定した伊勢志摩も人気だったという。
クラブツーリズムは4.4%減の86億5752万円。バス旅行を除く国内旅行部門は、北陸方面などの商品が引き続き好調に推移し4.4%増と増加。一方、バス旅行は浅間山や箱根山の噴火に対する懸念、台風11号と12号などの外的要因の影響により17.4%減に。テーマ旅行部門もひとり旅などは人気だったものの、登山やハイキングなどのスポーツ旅行が台風の影響などで1.0%減となった。
国内旅行以外では、海外旅行が14.4%減の121億3557万円、外国人旅行が42.4%増の10億5194万円となり、関連商品などを含めた総計は4.6%減の401億8494万円だった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。