政府、沖ノ島の世界遺産推薦を決定、17年の登録めざす
政府はこのほど、外務省で「世界遺産条約関係省庁連絡会議」を開催し、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」を世界遺産に推薦することを決定した。9月末までにユネスコ世界遺産センターへ暫定的な推薦書を、2016年2月1日までに正式な推薦書を提出する予定。16年9月頃にユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)による現地調査を受け、17年7月頃に開催される第41回世界遺産委員会での世界遺産登録をめざす。
「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」は、天照大神の御子神である三女神を祀る宗像大社の「沖ノ島(宗像大社沖津宮)」「宗像大社辺津宮」「宗像大社中津宮」に加え、沖ノ島の拝殿としての役割を担う「沖津宮遙拝所」、沖ノ島祭祀をおこなった古代豪族宗像氏の墳墓群「新原・如山古墳群」の5資産で構成される。