二科展、農観連携ポスターの優秀作品発表、長官賞も

  • 2015年9月8日

 二科会デザイン部はこのほど、第100回記念二科展デザイン部の特別テーマである「農林水産業と観光の連携」のポスター展において、農林水産大臣賞、観光庁長官賞などの受賞作品を決定した。

 農林水産省と観光庁では、農山漁村の魅力と観光需要を結びつける取り組みを推進するため、2014年1月に「農観連携の推進協定」を締結。地域の農林水産物や食品などを活用した地域の魅力の向上、農林漁業体験や農家民宿への宿泊といったグリーン・ツーリズムによる新たな観光需要の開拓など、さまざまな施策を実施している。同展を共同で後援することで、「農観連携」の取り組みの認知度向上をはかる考えだ。

 農林水産省、観光庁はそれぞれ「農林水産大臣賞」「観光庁長官賞」を設定。農林水産大臣賞は広島県の樽谷香菜子さん、観光庁長官賞は同じく広島県の竹田桂子さんが受賞した。このほか、特選賞を広島県の高畑泰顕さんと佐賀県の吉田夏樹さんが、奨励賞を香川県の溝淵渚さん、広島県の田中光さん、山口県の古木美桃さん、静岡県の松村綾香さんがそれぞれ受賞した。

 ポスターは国立新美術館で9月14日まで展示。その後、新潟や愛知、大阪、京都、広島、鹿児島、熊本、福岡の各府県で展示する予定だ。