日本航空、成田/ダラス線再開、週4便で-11月末から
日本航空(JL)は11月30日から、成田/ダラス・フォートワース線の運航を再開する。関係当局の認可が前提だ。JLは2001年10月まで同便を週7便で運航しており、約14年ぶりの再開となる。まずは月曜、水曜、金曜、日曜日の週4便で運航し、16年春以降にデイリー化する予定。
同区間は現在、JLと共同事業を展開中のアメリカン航空(AA)が1日2便、成田発朝便と夕便をそれぞれ1便ずつ運航中。今回のJL便の就航で、AAと合わせて1日最大3便を運航することとなる。
JLによると、今回の運航は日本発や東南アジアから成田経由で中南米などに乗り継ぐ需要を考慮したもの。AAと協議の上、1日最大3便でも十分に需要が見込めると判断したことから再開を決定したという。なお、AAはダラス・フォートワース空港から、米国内に加えメキシコなどの中南米エリアに31地点、週334便を運航している。
さらに、JLではメキシコやブラジル、ペルーをはじめとした米国以外の国への同日乗継の際、ダラスで受託手荷物を受け取らないバゲージスルーを可能とするよう、現在関係当局と調整をしているところ。認可を得次第サービスを開始するとした。
加えて、同路線の復活を記念し、特別運賃を設定。11月30日から16年3月31日までの日本出発分で、成田からダラス経由でオーランド、マイアミ、タンパ行きは、ビジネスクラスが往復46万8000円から71万8000円、エコノミークラスが7万4000円から9万4000円。カンクン行きはビジネスクラスが43万3000円から68万3000円、エコノミークラスが11万3000円から13万3000円とした。予約期間は8月31日から9月30日までで、別途燃油サーチャージなどを徴収する。
また、JALマイレージバンク会員向けのボーナスマイルキャンペーンも実施。対象期間にキャンペーン対象運賃で航空券を購入し、搭乗前までにキャンペーン専用ページで登録した乗客に、ビジネスクラスで片道5000マイル、エコノミークラスで片道3000マイルを贈呈する。
同路線の運航機材は「SKY SUITE 787」を搭載したボーイングB787-8型機で、ビジネスクラス38席、プレミアムエコノミークラス35席、エコノミークラス88席の全161席。運航スケジュールは以下の通り。
▽成田/ダラス・フォートワース線 運航スケジュール(11月30日~)
JL012便(AA8478便) NRT 10時55分発/DFW 07時20分着(月、金、土、日)
JL011便(AA8481便) DFW 11時45分発/NRT 16時25分着※翌日(月、金、土、日)
※16年1月1日~3月26日はJL012便は10分早発、JL011便は10分早着となる