スクート、セミナーで成田線新機材を訴求-インフィニ利便性も
スクート(TZ)は8月27日、旅行会社向けに、9月3日から成田/台北(桃園)/シンガポール線に導入するボーイングB787-9型機に関するプロダクトセミナーを開催した。同路線への導入により、TZの運航機材はすべてB787型機となる。座席数はビジネスクラスの「スクートビズ」35席、エコノミークラス340席の計375席。エコノミークラスはシートピッチの広い「ストレッチ」27席と「スーパー」67席を含む。
TZ日本・韓国支社長の坪川成樹氏は、同社が進めてきたB777型機からB787型機への入れ替えにおいて、整備環境が整った成田への路線が1番最後になった理由を「売り上げが良すぎたため」と強調。使用中のB777-200型機はB787-9型機より27席多いことから、好調な同路線への導入を最後に回した旨を説明した。成田線の搭乗率については2012年の就航当初は3割程度に過ぎなかったものの、営業面で「細かな作業を泥臭く継続し、改良に改良を重ねた」ことで、直近の搭乗率は90%近くにまで向上していることを報告した。
TZはLCCであるにも関わらず、日本での予約発券の7割以上をGDSやGSA経由で取り扱っていることから、この日のセミナーも日本総代理店(GSA)のエアシステムおよび指定GDSのインフィニ・トラベル・インフォメーションと共同で開催。TZとエアシステムは、このほど日本向けのサービスとして公示運賃の発券期限を予約完了の24時間以内から、72時間以内にまで延長したことなどを説明した。
インフィニ・トラベル・インフォメーションは、基本の空席照会入力でTZの最新の実残席数が確認できる「ダイレクトコネクトアベイラビリティ機能」などをアピール。最後の1席まで座席確保が可能であることなどを強調し、旅行会社に活用を促した。