大韓航空、B747-8i導入、9月からフランクフルト線に
大韓航空(KE)は9月2日に、ボーイングB747-8i型機を導入する。KEはすでに貨物機のB747-8F型機を運航しており、旅客機と貨物機の両方でB747-8型機を運航する航空会社は世界初となる。
KEによると、B747-8i型機は航空機重量の70%をアルミニウム合金などが占めるため、B747-400型機などの従来の機材に比べて重量が軽いことが特徴。航続距離はB747-400型機と比較して2368キロメートル長い1万4815キロメートルで、航続時間は14時間に上る。また、エンジンにも新たな技術が使用されており、燃料消耗率は16%向上。騒音は30%軽減している。
また、同機材はB747-400型機に比べて、全長は5.6メートル、貨物搭載空間は27.9平方メートル拡大。座席数は30席増加した。コンフィギュレーションはファーストクラス6席、ビジネスクラス48席、エコノミークラス314席の計368席。
新機材はソウル/フランクフルト線から運航を開始。その後、シンガポール線やサンフランシスコ線、香港線での導入を予定している。KEによると、現時点では日本線での運航は計画していないという。