JAL・ANA、冬ダイヤの路線計画変更、羽田国内線減便も
▽全日空、国際線ネットワークを拡充
全日空(NH)では、増加する訪日需要と北米/アジア間の需要に応えるため、国際線のネットワークを拡充しているところ。冬ダイヤでは、10月25日から成田/ブリュッセル線に、12月11日から羽田/シドニー線に就航する。加えて、5月の日中の航空当局間でおこなわれた非公式協議の結果を受け、羽田/広州、北京、上海線をそれぞれ開設または増便する。
機材変更では、ビジネス客を中心に渡航需要が旺盛という北米とアジアの一部路線で、運航機材の大型化などを実施。これにより、すでに搭載が完了した欧州路線に続き、全米国本土線でビジネスクラスでのフルフラットシートの提供をおこなうこととなる。
一方、国内線に関しては、季節ごとの需要動向を踏まえ、期間限定で増便などを実施。羽田/関空線や伊丹/福岡線、仙台/新千歳線など7路線で増便する。
また、JLと同様に羽田/中国路線の増加にともない、これまで使用していた発着枠が利用できなくなったことで、羽田/神戸、岡山、徳島、大島線を減便。北陸新幹線が開通した富山線については旅客数が約4割減少しているものの、「何度か新幹線に乗った後、また飛行機に戻ってきてもらえる可能性もある」ことから、今回は減便を見送ったという。