KNT-CT、6月の海外旅行は15.3%減-ミクロネシアが大幅増
KNT-CTホールディングスの2015年6月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比15.3%減の132億6188万円となった。このうち団体旅行は24.2%減の36億3733万円、企画旅行は5.9%減の66億4868万円、個人旅行は21.4%減の29億7587万円だった。
団体旅行のうち、一般団体は前年に大型の観光旅行やコンベンションを取り扱った反動や、取扱団体数の減少により25.3%減の31億4924万円。学生団体も林間学校や語学研修などの研修旅行の取扱団体数は前年を上回ったが、前年に大型の修学旅行を取り扱ったことで16.9%減の4億8808万円となった。
企画旅行では、ホリデイは9.9%減の12億2104万円となった。方面別では、今までおこなってきた商品改革が奏功したことに加え、価格訴求力のある商品数を増やしたことなどでミクロネシア方面が大幅に増加。このほか、ハワイも前年並みとなった。一方、クラブツーリズムは5.0%減の54億1172万円。イスラム過激派組織ISILやエボラ出血熱などの影響を受け、全体的に伸び悩んだという。
海外旅行以外では、国内旅行が2.5%増の295億730万円、外国人旅行は0.1%減の11億3117万円で、関連商品などを含めた総計は3.5%減の447億5395万円となった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。