大韓航空、韓国視察ツアー実施、MERSからの復活アピール
大韓航空(KE)は8月4日と5日に、日本の旅行会社から約130名を韓国に招待し韓国視察ツアーを実施した。訪韓需要の回復に向け、中東呼吸器症候群(MERS)が沈静化した現在の韓国の状況をアピールするためのもので、韓国観光公社(KTO)やソウル市、仁川国際空港、ロッテホテルが協力した。
4日に成田、中部、関空などから仁川に集合した参加者は、空港での歓迎セレモニーの後、KEの本社やケータリング施設、運航教育院などの各施設を見学。夜にはKTOが晩餐会を主催し、KTO国際観光本部長の李在成氏やKE旅客事業本部長の禹基洪氏らが、今回の視察旅行をMERSからの転換点とし、両国の観光業界が協力して日韓の観光交流を活性化させたい考えを示した。5日には青瓦台や北村韓屋村などを観光、昼食会にはソウル市の副市長も出席し挨拶した。
KEは、今回の視察旅行に加えてモニターツアーやウェブサイトによるプロモーションを実施しているところ。7月中旬以降は予約率が前年に比べて増加し、MERS発生前の状況に近づきつつあるという。