OHEA、44期は「変革」の年-活動の見直し実施
海外ホテル協会(OHEA)は7月31日、第44期となる2015年度(15年7月~16年6月)の会員総会を開催した。登壇したOHEA会長でマリオット・インターナショナルディレクター、セールス、マーケティング&オペレーション・ジャパンの小杉眞弘氏は、今年のテーマを「Reborn:OHEA2.0」であると説明。OHEAが立ち上がった当時と比較すると、為替の状況や市場の動向も大きく変わっているとし、中長期的な視座のもと、OHEAの組織や活動内容を見直したいと語った。その上で、第44期は「どう変わっていくのか、実行に移す」1年であると語り、変革に向けた意見を会員各社に求めた。
総会で実施された意見交換会では、OHEAが今までおこなってきた、賀詞交換会や会員、スタッフのための勉強会、トレードショーなどのイベントについて議論を実施。会員からは、賀詞交換会やトレードショーなどについてはネットワーキングの機会として継続すべきとの声が挙がった。また、旅行会社に対し、会員各社のブランドの特徴などを解説するセミナーといった、広報機会の創出に関する意見もあった。さらに、会員が減少していることから、経費の削減と会費の引き下げにより、間口を広くするといった提案も出された。
これを受けて、小杉氏は旅行業界とのネットワークの機会は残したいとし、賀詞交換会については継続していく方針を表明。新しい提案についても「新しいものも恐れずに」検討していきたいと語った。今後の方針については、役員会で協議し、早急に方向性を見出していくという。