イベリア航空、日本再就航の意向表明、15年末まで検討
イベリア航空(IB)はこのほど同社のウェブサイト上で、東京への再就航を検討していることを明らかにした。今後2年間のうちにアジア、アフリカ、米大陸への新路線を開設する計画で、収益性などを検討した上で、2015年末までに就航地を発表する。
東京以外の候補地としてはドーハ、ヨハネスブルグ、トロント、グアダラハラ、マナグア、プエルトリコのサンフアン、ブラジリア、アスンシオンを挙げている。日本/スペイン間の定期便は、同社が1998年に成田/マドリード線の運航を休止して以来、開設されていない。
IBはブリティッシュ・エアウェイズ(BA)との経営統合によりインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)を形成し、経営改善を進めているところ。昨年には6年ぶりに営業黒字を計上している。
IAGはIBに対し、13年から14年にかけて8機のエアバスA330-300型機を導入。今年に入ってからは15年から16年にかけて導入するA330-200型機、18年から20年にかけて導入するA350-900型機を、それぞれ8機ずつ発注している。長距離路線の拡大にあわせて、オプション権をもつ5機のA330-200型機、8機のA350-900型機についても確定発注に切り替えるという。