成田・羽田、お盆出国者は7%増を予想-ピークは8月8日
成田国際空港(NAA)と東京国際空港ターミナル(TIAT)は7月31日、2015年のお盆休み期間(2015年8月7日~8月16日)の各空港の国際線旅客の推計を発表した。出国旅客数は2空港計で前年比7.0%増の63万3500人を予想。成田は6.0%増の43万7200人を、羽田については、9.2%増の19万6300人となる見込みだ。なお、羽田の数値は、東京入国管理局羽田空港支局発表の実績値。
NAAによると、旅行会社や航空会社からの聞き取りで、方面別ではハワイやグアムなどのリゾート路線や、台湾が比較的人気だった。これらの方面については、夏ダイヤ以降、航空会社各社が新規就航や増便を実施しており、出国旅客数の増加につながるとの見通しだ。例えば、4月にはタイガーエア台湾(IT)が台北線を、5月には中国国際航空(CA)が大連経由の天津線を、6月にはジェットスター・ジャパン(GK)が香港線を就航。7月にはタイ国際航空(TG)がバンコク線を、全日空(NH)がホノルル線を増便した。
一方、入国旅客数は2空港計で9.4%増の61万7300人で、このうち成田が10.1%増の43万4300人、羽田が7.7%増の18万3000人となる見込み。出入国の合計は、2空港では8.2%増の125万800人で、成田は8.0%増の87万1500人、羽田は8.5%増の37万9300人を予測する。
成田のターミナル別では、第1ターミナルは出国者数が0.9%減の23万7900人、入国者数は4.3%増の24万700人を見込む。第2ターミナルは、出国者数が2.4%増の17万6400人、入国者数が4.2%増の17万600人、第3ターミナルは出国者数が2万2900人、入国者数が2万3000人となる予想だ。
ピーク日は、成田、羽田ともに出国が8月8日、入国が8月16日を予想。成田は8日が4万9700人、16日が5万1200人を見込む。羽田は8日が出国旅客数として過去最高の2万1400人、16日が2万人を予想する。