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成田、15年上半期の国際線旅客数は0.8%増、国内線は14.6%増

  • 2015年8月2日

 成田国際空港(NAA)によると、2015年上半期(15年1月~6月※)の国際線旅客数は、前年比0.8%増の1487万443人だった。このうち、日本人旅客は欧州での政情不安や円安、中東呼吸器症候群(MERS)の影響などで12.0%減の611万8430人と減少。一方、外国人旅客は24.7%増の618万8121人で、上半期として初の600万人超えを達成した。NAAによると、東南アジア各国に対する訪日ビザの取得要件緩和や円安基調の継続、中華圏の訪日客の増加などが要因との考えだ。通過客は9.5%減の256万3892人だった。

 6月単月では、旅客数は5.5%増の249万5651人。このうち、日本人旅客は7.3%減の97万8994人と引き続き前年を下回ったが、外国人旅客が27.4%増の101万2815人と6月として過去最高を記録。通過客は1.9%増の50万3842人だった。発着回数は1.5%増の1万2567回で、6月として過去最高だった。

 一方、上半期の国内線旅客数は14.6%増の312万8305人で、上半期として初めて300万人を突破。発着回数は1.7%増の2万4133回と過去最高を記録した。NAAによると、春秋航空日本(IJ)の新規就航や、日系LCCの増便などが奏功したという。

 6月単月では、旅客数は24.6%増の54万9839人、発着回数は8.1%増の4123回で、ともに6月として過去最高となった。

 ※5月、6月は速報値