日本政府観光局（JNTO）はプロ野球のパシフィックリーグ（パ・リーグ）と連携し、訪日プロモーションを開始する。ビジット・ジャパン官民連携事業の一環としておこなうもので、日本のプロ野球を訪日旅行の新たな魅力として発信し、台湾などを中心に訪日旅行需要の喚起をはかる。

　8月16日には、台北市の「天母棒球場」でイベント「Visit Japan Day」を開催。パビリオンを設置し、JNTOやパ・リーグ、現地旅行会社などのブースを出展するほか、ステージでは日本の伝統文化を紹介する。また、スポーツ中継などを放送する「FOXスポーツ」が15日に同球場で主催するイベントでもJNTOのブースを出展。訪日旅行情報の提供や、旅行会社による旅行商品の販売などをおこなう。

　そのほか、北海道日本ハムファイターズに所属する台湾出身の陽岱鋼選手などを起用し、パ・リーグの各球団が所在するエリアの観光スポットなどを紹介する冊子を制作。Visit Japan Dayなどのイベントで配布する。

　さらに、8月から台湾の各種メディアやイベントの合間などで訪日プロモーション映像を放映。台湾の旅行会社との共同企画による日本のプロ野球観戦を組み込んだツアーの販売や、観覧チケットの購入などができるウェブサイトの制作もおこなう。