ハワイ、初開催の「ハワイ・エキスポ」に1.38万人来場、若年層向け施策も

  • 2015年7月22日

 ハワイ州観光局(HTJ)は7月18日と19日、渋谷ヒカリエで「Hawaii Expo2015」を開催した。ホテルやアトラクション、航空会社などのパートナー企業や旅行会社、物販・飲食企業、メディアなど46社が参加したハワイにフォーカスしたイベントで、HTJがこの規模のイベントを主催するのは初めてのこと。

 当日は各社がブースやステージで観光関連の最新情報を提供。フラやウクレレ、ロミロミなどの体験コーナー、ハワイアンライブ、ハワイ産商品やグルメの販売など、五感でハワイの魅力が感じられるイベントとしたのが特徴だ。旅行セミナーやクムフラによるフラのワークショップ、親善大使の道端ジェシカさんや吉川ひなのさんのトークショー、ジバニャンをはじめとする妖怪ウォッチステージなど、幅広い趣味趣向や年齢層に対応できるプログラムを用意し、2日間で1万3853人が来場した。

 HTJ局長のエリック高畑氏によると、開催前から一般消費者の問い合わせが多く、イベント内のセミナーやワークショップなども満席。「思った以上に大盛況で、改めてデスティネーションとしてのハワイのブランド力を感じた」と評価する。来場者はこの時期の開催もあり、夏の旅行情報の収集やハワイに触れたいハワイのファンなど目的意識の強い人が多く、ブース出展者からも「質問される内容が深く、手ごたえを感じる」と喜ぶ声が聞かれたという。

 さらにハワイ・エキスポでは、若年層向けの新施策「ジェネレーション・アロハ」も披露。伝統文化を基盤に進化するハワイを若い世代を通して伝えていく取組みで、その一環としてハワイで活躍する若い女性のアーティスト6人によるモダンパフォーマンスのダンスユニット「ジェネレーション・アロハ・ダンサーズ」を結成した。メンバーには、一人ひとりにハワイ6島のうち1つの島を割り当て、各島の魅力をアピールする役割も担う。ハワイ・エキスポでのステージを皮切りに、今後もHTJがおこなうイベントに登場する予定だ。