関空、上半期の国際線旅客は21.2%増、6月単月では過去最高

  • 2015年7月19日

 関西国際空港の2015年上半期(2015年1月1日~6月30日、5月、6月は速報値)の利用実績で、国際線旅客数は前年比21.2%増の755万7899人となった。同空港によると、外国人旅客の増加が牽引しており、上半期、下半期を問わず半期として過去最高を記録したという。

 内訳を見ると、日本人旅客数は14年1月から18ヶ月連続で前年を下回っており、上半期計でも8.5%減の290万6383人と減少した。一方、外国人旅客数は57.8%増の457万9900人と大きく増加し、半期として過去最高を記録。月別で見ても、6月まで40ヶ月連続で前年を上回った。

 このほか、通過旅客はチャイナエアライン(CI)の運休などが響き、54.1%減の7万1616人。国際線の旅客便発着回数は14.4%増の4万3349回で、半期で過去最高となった。

 6月単月では、国際線旅客数は26.7%増の127万1842人。22ヶ月連続で前年を上回り、6月として過去最高を記録した。このうち、日本人旅客数は9.2%減の44万0130人、外国人旅客数は68.5%増の81万6520人、通過旅客は51.0%減の1万5192人だった。旅客便発着回数は22.4%増の7694回で、21ヶ月連続で前年を上回り、6月として過去最高となった。

 国際、国内線の旅客数の上半期の合計は18.9%増の1096万1349人で、半期として過去最高に。上半期の伸び率が下半期も続いた場合、15年の総旅客数は過去最高の約2320万人になる見込みだ。国際線の旅客数は約1600万人でこのうち外国人旅客数は約1000万人を予想する。

 また、6月単月の内際旅客数の合計は22.6%増の182万6180人となり、45ヶ月連続で前年を上回るとともに、6月として過去最高を記録した。国内線の詳細は別途記載(下記関連記事)。